鋼材技術コラム

お困り事を解決!丹羽鋼業の「一歩踏み込んだ」製作事例をご紹介します。【切断加工編】

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今回のコラムは『切断加工』の事例についてのご紹介となります。

鋼材加工の基本となる『切断加工』ですが、一言で切断加工と言っても、実は奥が深く、依頼する会社によっては、お客様に納入された際に“現場で使用しづらい荷姿”となっている事があるかもしれません。

丹羽鋼業が過去に行った切断加工+αでのお悩み解決事例を見て頂く事で、現場作業者の方のお悩み解決の一助になれればと思います。

1.山形鋼 結束切断+運送荷姿打合せ

当製品は、SS400の山形鋼の結束切断加工です。

6mの定尺から長さ994mmを6本にバンドソー切断加工した製品となります。

本来バンドソーでの切断では、つかみ代が80~100㎜程必要となり、当製品は取り代の問題と結束切断での寸法精度を出すことが難しいサイズとなりますが、試行錯誤を繰り返しお客様が求める歩留まりと品質をクリアした事例となります。

さらに、お客様にスムーズにご使用いただけるよう、お客様先での保管場所や荷下ろし、運送荷姿に関する打ち合わせを行い、お客様のご要望通りの条件で納入を行いました。

当社ではお客様のご要望に沿った配送、梱包、在庫管理に対応することが可能です。配送に関するあらゆるご要望も当社にご相談ください。

2.形鋼バンドソー切断+荷姿/梱包管理

こちらは、設備関連で使用される多種多様な形鋼切断品をお客様が希望する形で梱包を行った事例です。

従来依頼していた業者では、商品がバラバラな状態で納入されていた為、荷下ろしがしにくく、入荷後に検品・仕分け作業を行う必要があったことから余分なコストがかかっていました。

そこで当社では、規格・寸法の表示、鋼種別、使用順に梱包して納品をすることで、荷下ろし回数の削減だけでなく、仕分け作業をなくすことで後工程や管理面での負担を軽減させることができました。

3.フラットバー(FB)大量切断品+小分梱包

FB(フラットバー)の短尺切断品を、数千本単位で納入する事例になります。

大きな専用の通い箱にきれいに並べて納品しておりましたが、後工程の種類が複数あり、各作業場に小分けに配置したい為、もっと良い荷姿がないか?とのお問い合わせがありました。

そこで、作業者含めた社内打ち合わせを重ね、弊社作業者のアイデアで『おさまりの良い数百本単位で小分けに梱包しそれを大箱の中に並べる』という方法をご提案し採用頂きました。

そのおかげで、後工程では一度に商品を移動し作業場ごとに配置できるので作業効率が上がった。とのご評価を頂きました。

お客様との会話の中でお困りごとを特定し、弊社なりのアイデアでご提案・具現化し、課題解決を進めていくマインドが社内に定着しております。

細かな課題でも是非お気軽にご相談ください。

4.ガス溶断品+歪取り矯正

板厚55㎜x3300mmという細長い製品の制作依頼を頂きました。

ガス溶断加工時に製品に熱が入ってしまうため、かならず反りや歪が出てしまいます。しかし、後加工で機械加工(フライス・穴あけ)の工程がある為、歪・反りはなるべくないようにして欲しいと依頼がありました。

その為、歪取をできる協力会社へ依頼し、歪を除去した状態で納入させて頂きました。問題なく使用できるとのお言葉を頂き、喜んで頂いた案件になります。

5.SS400板材 シャーリング切断+在庫管理

メーカーに特殊サイズの鋼板を製造依頼し弊社倉庫で在庫。その後、注文を頂いたら必要数を加工先へ支給し、シャーリング加工をする提案をさせて頂きました。

在庫保管料などの管理費が増えてしまいますが、特殊サイズの鋼板を使用する事によって歩留まり率を10%以上改善する事ができ、結果的にコストダウン提案として繋がりました。

弊社は在庫店の機能も強みとして持っておりますので、量産部品向けの在庫管理・製品管理の提案をする事ができます。

どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。

以上、鋼材切断+αでのお悩み解決の事例を見て頂きました。

ただの『切断加工』と思われがちですが、バンドソー・プレスカット・シャーリング・レーザー・ガス溶断・・etc  お客様毎のご要望やお困りごと、それに対するご提案の方法は多岐にわたります。


丹羽鋼業では切断加工での工夫はもちろん、その後の梱包/荷姿や納入の部分でも、その後お客様にご使用して頂きやすい様、ご提案させて頂いております。

鋼材切断でのお悩みがあれば是非、丹羽鋼業に是非ご相談ください。

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