鋼材技術コラム

丹羽鋼業株式会社 脱炭素の取組について

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今回のコラムは弊社のカーボンニュートラルの取組について紹介します。
馴染みのない言葉も多いので、簡単にキーワードの説明から始めます。

脱炭素ってなに?

温室効果ガスの排出量をゼロにしようという取り組みのこと
※省エネ、再エネ利用、CO2回収蓄積

カーボンニュートラルってなに?

CO2はじめ、温室効果ガスの排出量と植林、森林管理などによる自然吸収を差し引いて±ゼロにすること。
※CO2吸収源対策

温室効果ガス(GHG)ってなに?

主に二酸化炭素です。下記も二酸化炭素に換算されます。
メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化硫黄 など

二酸化炭素の「tCO2e」ってなに?

トン当たりの二酸化炭素の排出量の単位のことです。eは換算を表しています。
ちなみに1tCO2はどれくらいかというと・・・25mプール1杯分です。

主なキーワードについて説明しましたが、結局の所、企業として二酸化炭素の排出を抑えたり、出さないようにする取り組みのことを指します。


その為には現在の自社の排出量を知らないと始まりませんよね?

そういったことを含めて、現在の丹羽鋼業株式会社の取組として・・・2023年6月末に国際認証のSBT認定を取得いたしました!

丹羽鋼業株式会社 SBT認定取得 プレスリリース

SBTってなに?

Science Based Targets 訳すと・・・科学的根拠に基づいた目標
つまりどういうことかと言うと、、、

産業革命前から気温の上昇が2℃を十分に下回る水準に抑え、また1.5℃に抑えることを目指すために、5~15年先を目標年として企業が設定する温室効果ガスの排出削減目標のことです。

なお、丹羽鋼業株式会社は、2022年12月6日 名古屋銀行様の「めいぎんサステナビリティ・リンク・ローン」の契約を締結し、二酸化炭素の排出量も算出して頂きました!

《名古屋銀行様HPより》

丹羽鋼業の排出量削減目標

【2030年までに2019年を基準年として、スコープ1及び2を46.2%削減する!】

スコープ1ってなに?

【直接的GHGの排出】

ガソリン、軽油、灯油など自社で使用している燃料のことです。

スコープ2ってなに?

【間接的GHGの排出】

購入電力の使用量のことです。

2022年6月に竣工した丹羽鋼業の新社屋では太陽光発電をはじめ、熱交換器付きの換気扇や高効率空調機などを導入。

また、エネルギーを無駄なく効率使用できる高断熱、高気密により75%以上の省エネを達成しNearlyZEB(ニアリーゼブ)の認証を取得しています。

その他、削減目標に向けて各倉庫においても太陽光発電設備や高効率機械へのリプレースなど、積極的に行っています。

難しい話が続きましたので鋼材の話をすると・・・

丹羽鋼業の主要取扱品種の平鋼、山形鋼、溝形鋼、丸鋼は『電炉材』となります。

電炉材は高炉材に比べ製造時のCO2排出量が1/4とも言われているため、いかに電炉材が環境に優しいかが分かります。

脱炭素社会への取り組みはまだ始まったばかりですが、企業に対して脱炭素を求める流れが加速しています。

今後も丹羽鋼業は環境に優しい企業を目指していきます。

お手伝いできる事があると思いますので、ぜひ鋼材加工技術ナビ・丹羽鋼業までお気軽にお問い合わせください。

丹羽鋼業株式会社 持続可能な社会実現に貢献するための丹羽鋼業の取り組み

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