鋼材技術コラム

平鋼と鋼板の違いを徹底解説!

  • 平鋼

平鋼とは?

平鋼とは、「フラットバー」や「平鉄」などとも呼ばれる、四面を熱間圧延した平坦な鋼材のことを指します。平鋼は、厚さ・幅ともに様々なサイズがありますが、一般的に流通している平鋼は、厚さ3mm以上、幅400mm未満となります。また、平鋼は主に建築土木、船舶、産建機、自動車、プラントなどの業界でよく使用されており、主部材ではなく補助部材としてよく使用されております。

>>平鋼・異形平鋼とは?平鋼活用のメリットを解説!

鋼板とは?

鋼板とは、板状に圧延した鋼材のことを指します。板厚の厚さによって薄鋼板,中鋼板,厚鋼板に分類されます。薄鋼板、中鋼板は、車両,自動車,電気機器などあらゆる用途で使用されています。厚鋼板は、主に造船、橋梁、建築物等に使用されています。

平鋼と鋼板の違いとは?徹底比較!

鋼板を細断すると平鋼と同形状となることもあるため、平鋼と鋼板からの切り出し品(レーザー切断・溶断)は比較されることがよくあります。下図にて平鋼と鋼板からの切り出し品(レーザー・溶断)の特徴を徹底比較します。

平鋼      切り出し品
(レーザー・溶断)
     
備考
仕分作業切断後、製品を拾い集める作業に時間を要するため、仕分作業はレーザー・溶断の方が手間がかかります。
表面肌◎(〇)母材がコイルの場合、付着スケールが少なく、ツルツルとした表面肌となります。一方、母材が厚板の場合、平鋼と同等程度の表面肌となります。
幅断面(コバ)平鋼は幅断面(コバ)が切断面とならない為、錆びにくく、ケガもしにくいです。
型切+穴加工(*1)レーザーによる切り出し品では、切断後に穴加工等がある場合、レーザーにて一括加工できます。一方、タップ加工等は共に後加工となります。
キャンバー(*2)×切り出し品は、細長い形状へ切板をするため、熱が入り、反りや捻りが発生しやすいです。
同一サイズの切断平鋼は重ねて切断ができる為、大量の切断品にも対応することが可能です。さらに、歩留まりも非常に良いといえます。

いかがでしょうか。各作業工程における平鋼と鋼板の違い・優位性をお分かり頂けましたでしょうか。
上図をまとめると、一品物の形状等にはレーザー切断・ガス溶断による切り出し品の方が優位であるといえます。一方、同一断面での切断や大量切断となれば、平鋼の優位性が顕著に表れてきます。

平鋼を上手に活用するためには、最終製品までの工程を考えながら、断面や幅・長さをメーカー圧延時点で作り込みを行うことが非常に重要です。

>>平鋼に関するその他コラムはこちら!

平鋼を活用した問題解決事例をご紹介!

片側・両開先平鋼 圧延

こちらは両開先平鋼の事例です。当製品は、建設部材の一部に使用される部品です。当事例では、メーカーにて開先形状で圧延することにより、2次加工の工程を短縮しました。量産向けの製品のため、2次加工の工程を短縮することで大幅なコストダウン・納期短縮を実現しました。

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めっき平鋼

こちらは、建築金物・配管・電力・電線関係・架線金物等で使用されるめっき平鋼です。当事例のお客様は従来、めっき加工のみを別の会社に依頼していました。しかし、めっき加工を別の会社にて行っていたことにより、輸送等に時間がかかり、納期が長期化することにお悩みを持たれていまいた。そこで、弊社にて鋼材の切断からめっき加工まで一貫して対応しました。その結果、輸送、加工の時間を削減することができ、約1週間の納期短縮実現することができました。

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平鋼・異形平鋼に関することなら鋼材加工技術Naviまで!

いかがでしたでしょうか。今回は、平鋼と鋼板の違いについてご紹介しました。鋼材加工技術Naviを運営する丹羽鋼業株式会社には、平鋼をはじめとした各種鋼材を豊富に取り揃えております。お客様の多岐にわたるニーズに対してこれら様々な鋼材をもって貢献することができています。当社の平鋼をはじめとした各種鋼材への圧倒的なノウハウでお客様の課題解決を実現しますので、鋼材に関するお悩みは是非当社にご相談ください。

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